From:南 憲司
こんにちは。
今回は、「困りごとを解決することがビジネスのチャンスになる」というお話を、自分たちの経験からお伝えしたいと思います
今年の8月、金太郎で新たに「刀を海外に販売する企画」をスタートしました。
その過程で、たくさんの課題や学びがありましたが、その一つひとつが新しいチャンスの扉を開くきっかけになりました。
刀を海外に販売する企画をスタート
まず日本の職人技術が詰まった刀を海外マーケットに広めるために、アリババという海外BtoBのマッチングサイトに登録し、出店の手続きを始めました。
ですが、すぐに多くの課題が出てきました。
まずは刀の「鑑定」についてです。刀はその価値を見極めるのが難しく、専門的な知識が求められます。
刀は下は小さな普通の担当から上は重要文化財級のお宝まであります。
そこで、信頼できる鑑定の師匠を紹介してもらい、自分たちの弱い部分を補強しました。
本来この業界非常に閉鎖的でなかなか教えてもらうことが難しいのですが、顧問のおご紹介の師匠の助けがなければ、この企画はスタートすらできなかったと思います。
さらに、出店料の高さも大きな壁でした。アリババの年間出店料は200万円以上と、個人や小規模事業主にとってはとても高額です。
そこで、中部インバウンド協会さんの企画をお借りして、同じように海外市場に挑戦したいと考えている小さな事業者さんたちを募ました。
そして出店料を分担して「相乗り」という形でスタートしました。
この工夫のおかげで、全員がリスクを減らしながら第一歩を踏み出せたのです。
小さな事業者の不安と意欲
今回の取り組みで出会った事業者さんたちは、海外市場に挑戦したいという強い意欲を持っていました。
しかし、その反面、多くの不安や課題も抱えていました。
例えば:
* 自社の商品をどうやって海外で知ってもらうのか?
* 問い合わせが来たらどう対応すればいいのか?
* 商品の発送手続きや通関作業はどうするのか?
* 為替の変動や支払いの流れはどう管理するのか?
* 契約書の作り方や必要な書類は?
* 英語が話せない場合の対策は?
*
こうした悩みを抱えながらも、
「縮小する日本マーケットだけでなく、海外で売り上げを作りたい」という熱意が伝わってきました。
小さな事業者だからこその挑戦心と不安の両方を目の当たりにし、「こういう困りごとを解決するサービスを作ることが、私たちの新たなビジネスの種になる」と感じました。
後編に続く
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