From:南 昭和
ついに最低賃金が1,000円を超えた。
もちろん全国平均なので経済的に弱い県は1,000円もない。
しかしインパクトはある。
日本は30年以上デフレで物価も賃金も上がらずに経済成長が鈍化していた。
日本の国の未来を考えるといいことだ。
しかし副作用もあるだろう。
韓国では前の文在寅政権の時に急激に最低賃金を上げ続けた。
労働者はもちろん喜んだが経営者は困った。
韓国は財閥系の大企業は余力はあるが小規模の事業者は余力がない。
(もちろん日本も同じ)
最低賃金を支払えずに倒産や解雇が急増し失業者が溢れた。
現在は失業率も落ち着いているので一時の混乱と思われがちだが内情は少し違う。
韓国は労働者の25%が自営業者なので、仕事を探しても見つからない若者は
あきらめて親の自営業手伝いに収まった。
求職活動してない人は失業率に含まれないので数字上では落ち着く。
日本は労働者の90%が会社員で、法人の97%が中小企業である。
急速な最低賃金の上昇は副作用が出る可能性がある。
当たり前のことだが、
経営者は利益が出たら適正に従業員に分配、還元する。
従業員は自分の会社に利益が上がるように仕事をする。
どちらかの犠牲の上での繁栄は持続可能ではない。
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