From:南 憲司

飲食店のニュースで「ラーメン屋さんやパン屋さん、焼肉屋さんが次々に廃業している」という話を耳にしました。
原因は、円安やインフレの影響で、仕入れや光熱費、人件費が急激に上がっているためだそうです。
値上げをしないと利益が取れない状態ですが、どの店も「1000円の壁」に悩んでいるといいます。
「1000円の壁」とは、消費者が食事に対して「これ以上ならちょっと高い」と感じる価格のことです。
そのため、多くの飲食店は価格設定に悩み、値上げに踏み切れずにいるのです。
一方で「CoCo壱番屋(カレー屋さん)」は値上げをしたにもかかわらず、利益が増えているんです。
なぜでしょうか? それは、「どんなお客様に、どんなサービスを提供するか」をしっかり決めているからです。
彼らはターゲットを絞って、そこに向けたサービスを提供することで、値上げしても離れないファンを確保できているんですね。
裏返せば誰と付き合わないかを決めている、ということですね
ビジネスを成長させるには、「付き合うお客様を選ぶ」ということがとても大事なんです。
あなたのビジネスにどんなお客様に来てほしいのか、逆にどんなお客様とは距離を置くべきかを考えてみてください。
これを決めることが、安定した経営の鍵になります。
若手サロンオーナーの事例:お客様を選んで成功した例
例えば、ある30歳の若手サロンオーナーさんは、最初は「誰でも歓迎!」と広くお客様を集めていました。
でも、値段を気にするお客様が増え、値引きの要望が多くなり、利益は下がり、スタッフも疲れてしまったんです。
そこで、思い切って「付き合いたいお客様」を定め直しました。
ターゲットを「価格よりもサービスの質を大事にする30~40代の女性」に絞り込み、施術メニューも高品質なものに集中させ店を綺麗で清潔に保つことを徹底し、スタッフの接客教育にも力を入れました
すると、値下げ競争に巻き込まれず、逆に「ここは質がいいから」と新しいお客様が増え、単価が上がり利益がアップ。
スタッフもやりがいを感じて働けるようになりました。
このように、誰をターゲットにするかを明確にすると、自然と自分に合ったお客様が集まるようになります。
◆会長ブログ一覧はコチラ
#複業 #起業 #名古屋
Comments