From:南 憲司
テレビの企画でなるほど と、とても感心した番組があった。
カリスマ繁盛ラーメン店の店長が6人くらいでて
それぞれが市販のインスタントラーメンをチョイスして
自分なりのアレンジを加えて番組内で誰が美味しいかを競う
という企画だった。
1.一人一人がVTRに出て、市販の袋麺
(さっぽろ一番塩とか、まるちゃん生麺醤油とか)を何故これを選んだかを
商品映像と共に流す。
2.そしてそれを自身の独自のアレンジをレシピを紹介しながら調理する。
3.それをスタジオの芸人たちが食べながら絶賛する
4.カリスマ同士の投票?で1番を決める
まずここで気づいたのは複数のメーカーの袋麺が紹介されていることだ。
普通番組というのは1業種1社のスポンサーがついて同業他社はライバルに当たるので 出さないのが普通だ。
この企画ならば、 ”カリスマラーメン店主に選ばれた選りすぐりのインスタント麺” として箔がつくと共にアレンジレシピを紹介することで、真似してみようという気持ち にさせることに成功している。
番組は複数のメーカーからスポンサー料をいただくことができる。
次の企画ではカリスマラーメン店がどれくらい儲かっているか売上を紹介していた
あるお店は、1ヶ月の売り上げが3000万円を記録していた。
カリスマオーナー店長は1900万の時計をして2000万の車を乗っていると言っていた。
ラーメン店はプロスポーツ選手のような夢のある仕事だと番組の皆で 盛り上げていた。
番組では、時間を割いて 味はもちろん、各カリスマ店主のキャラクターやこだわり、
生き様を伝えていた。
これはSNSの今の時代の王道である。
店名とカリスマ店長とがくっついて強力なブランドになる。
ラーメン業界が盛り上がりブランドができれば番組、メーカー、店長
は競合ではなく協業の仲間になる。
最後に、出ていたカリスマラーメン屋、どれも知っている名前だと思ったらほとんどが セブンイレブンなどで店名のカップ麺を出している店だからだった。
誰が一番儲かっているかを聞いたら蒙古タンメン中本 店長だった。
彼らのビジネスモデルは全国に店を出すのではなくごく少数の店を常に行列店にして ブランドを構築して即席麺などのロイヤリティ(権利)で儲けるステージに来ているのだ。
乾麺市場は出荷ベースで約6000億円
何もせず(レシピも教えないらしい。勝手にメーカーが作って持ってきたものに最後
OKを出すだけらしい)名前を使わせるだけでビジネスになる。
個人が大企業より優位に立ってるのだ。
調べてみるとラーメン店のカップ麺のきっかけは一風堂とすみれ の2品同時に売り出して
2ヶ月で500万食売れたことからだそうだ。
セブンで1、2番に売れている蒙古タンメン中本は1個5%ロイヤリティとして10円、
10%なら20円。
月間100万食売れると1000万?2000万が月収になる。
100万食だと1日にセブン1店舗で平均2個売れてないことになるが。。。。(2万店舗 ・30日営業)
とんでもないビジネス規模になっていることは間違いない。
#複業 #起業 #名古屋
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