From:南 憲司
最近では、ストック型のビジネスモデルを
サブスクリプション(定額制、定期購入)といっている。
略して サブスク 。
さて、私は、何かビジネスをするとき、最初に出口を考えることが多い。
ビジネスの出口とは、要するに最後はビジネスをどうしたいのか、という自分への
問いかけである。
大まかに分けて3つある
1.自分が死ぬか(潰れるまで)仕事をやり続ける
2.仕事をやめ誰かに売る (株式公開を含む)か譲る(継承する)か潔くたたんでしまう
3.仕事をやめオーナーとして残ったりして、自動的にお金が入る仕組みにする
私は大体3番出口を念頭に入れてやることが多い、というかほとんどだ。
数年前、北海道スイーツや焼き栗といったテイクアウト型の商材を
百貨店や催事場、駅の構内で屋台販売していた。
まだ今のようにキッチンカーや屋台があまりなかった頃である。
商品を選定して、店舗の軒先を借りて広告を打ったり、百貨店や、
駅の構内、催事場所などを営業して確保し、そこで催事販売をしていた。
これら実は仕入れのポジションがあまり良くなく、いい条件で仕入れることが
できなかったので全く儲からなかった。
さらにはナマモノの仕入れのリスク=破棄、運搬の大変さ、など
そもそも儲かる要素が少なくあっても1日20~30万の売り上げで
全く割りに合わなかった。。。
では、自分は何を3番として見ていたかというと、催事場所の権利のリストだった。
例えば、
関東だと、六本木ヒルズ、丸井本店を始め、JR上野駅、
飯田橋駅、など横浜駅地下 東急東横線の各駅構内
年末年始の 川崎大師、鶴岡八幡宮、といったピンポイント地点。
名古屋では三越百貨店、名鉄百貨店、福岡の三越
また、津々浦々のいくつかの商店街の祭りの時の軒先等々
全部で50箇所くらい。
駅構内や百貨店で催事をするには、取引口座を持っていないと
入ることができない一見さんお断りの世界。
また、年末年始の初詣催事は素人さんが入れない領域。
商店街は信用や紹介がいる。
そういったところをまとめて、新しく何か催事をしたい人や会社に
場所を紹介して手数料をいただくビジネスモデルを考えていた。
色々な理由で出口は 2番 仕事をやめ潔くやめてしまう になったが、3番 の可能性がなければ、やってみるだけ無駄、ぐらいに思う。
今、自分が手がけているビジネスをどうやって3番にするのか。
出口戦略を考えなければ、何のためにやっているのかわからなくなる。
そもそもただ食べるため、とか、好きだから、とか今儲かるからとかだけで今の仕事を やっている人もいる。
人生は有限だし、ビジネスモデル自体、寿命が短いことも多い。
サブスク 型のビジネスに転換することを考えることは無駄ではないと思う。
#複業 #起業 #名古屋
Comments