From:南 憲司

前回、つぶれにくい商売の条件として固定費と変動費が大きいと月々の出ていくお金が 多くて支払えないとビジネスが止まってしまう、
また、売り上げに限界がある商売より限界が無い商売がいい
ここからは私の個人的な意見が入ってますが、
まず 経験が少ない方が何か始めるに当たって気を付けることとして、
要するにまずは、月々の支払いが少なくて済むビジネス
1、 たくさんの初期投資を必要としない 借金の返済や減価償却、車などであれば 維持費、人を雇わない 給料が発生 社会保険、労働保険など
2、 高い家賃を支払わない 事務所であれば家賃のほか通信費、水道光熱費などが 発生
3、 訳の分からないフランチャイズ料が発生しない フォローに見合わない高額な フランチャイズ料でつぶれる商売は多い
売上がかわらなくても 経費や支払いを下げた分は手元に残る
次に、売上に限界が無い商売の意味
数年前に、こだわりの北海道冷凍スイーツを催事販売する企画を1シーズンやってみた 。
催事場所は、各地の郵便局、東京のJRおよび私鉄駅の構内、有名百貨店地下など
単価は1個1200円くらい 仕入は55%、業務用冷凍庫を持ち込んでチラシや呼び込みで 販売。
売れるときは1日50万円売り上げがあった。
売れないときはさっぱり。
売れる時は持ち込んだ業務用冷凍庫に詰め込んだ商品が全部売れて、また商品を倉庫に 取りに行ってまた全部売れた。
つまりどれだけ売れても持ち運びできる業務用冷蔵庫のストック2回転分=50万円が 一日の売り上げの限界
売れないときは運搬途中で溶けてダメになったり、たくさん仕入れて在庫を備えたのだ が売れない催事が続いて賞味期限直前などで売りものにならなくなって破棄したりと、 利益を削る要因が多かった。
仕入が55%なので1個破棄すると1個売っても黒字にならない。 また場所が良いところは売り上げの10%などを支払うので実質は、 1個破棄すると2個売らないとその他経費を無視したとしても元がとれない
そしてたまの大当たりでも売り上げの限界があるのでジリ貧になってしまった。
飲食店なら席数によって売り上げの上限がある。繁忙期にお客さんがいっぱいいても売 り上げのキャパシティはきまっている。
一方、例えば不動産業の売り上げは仲介手数料となる。
仲介手数料は物件の売買価格の3%(400万円超部分)なので1000万円の物件を扱っても
1億円の物件を扱っても、100億円の物件を扱っても、仕入や在庫関係なく
理論上、自分一人で限界無く売り上げることが出来る。
一年に数件、大きいのを扱えば、1年分の経費が出てしまう。
街の不動産屋さんでさびれているのにつぶれないのは固定費を抑えて、儲けれるときに しっかりとれる業態であるからともいえる。
もちろん、現在ではフランチャイズ型の不動産、インターネット、広告戦略を使うなど 競争は激化している。
ただ、飲食店型との業態の違いを理解することは必要だと思う。
私は、買取ビジネスもこの売り上げに限界が無いタイプの業種として考えてみている
以下 次回に。
#複業 #起業 #名古屋
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